LEDで遊ぼう!電子工作とマイコン入門
電子工作のなかでもマイコンを利用するとなると、たとえ入門に的を絞った内容といえども、どうしても難しく見えてしまいます。身の回りを見てみるとほとんどの電気製品にマイコンが使われ、溢れています。マイコンを利用する組み込みの世界では、マイコン技術者が不足していると言われており、多くの技術者の育成が必要だそうです。プロの世界でも人材が不足している状況下でマイコンの学習はというと、どうしても難しく感じるのではないでしょうか。
本書はそのような堅い話ではなく、力を抜いて、遊びながらマイコンを覚えればよいのではないかという主旨で書かれています。電子工作で遊ぶにはピカピカ光らせる、音楽など音を出す、ロボットのように手足を動かすなどの利用例から入るのが一般的です。
本書は光りものを中心にまず電子工作を実践し、その動作からマイコンに興味を持ってもらう構成になっています。マイコンを学習するには、専用の評価基板を使ったほうが簡単に学べます。ですが、ここでは「製作する」という楽しみも味わうため、専用基板を付録としました。実際に自分で作ったものは完成品を利用した学習と違い、愛着や興味が増すのではないでしょうか。
ここで取り上げるマイコンは、安価で容易に入手可能で工作しやすいDIPサイズのPICマイコン(PIC16F648A)をメインに使用しています。遊ぶために、まず技術的説明は後回しにし、作ってから理解しようとする方針を決めました。そのため、製作の第2章「岩塩ランプを作ろう」を最初の第1章にする方向で書き進めていましたが、やはり簡単な基本的な説明が必要ということで、第1章を追加し、製作自体は第2章に落ち着きました。そのため、第2章や第4章「LEDイルミネーションを作ろう」から読んでいただいても製作する楽しみは堪能いただけます。
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